2008年5月21日水曜日
ジョン・ウッデン
ジョン・ウドゥン UCLAバスケットボール
ジョン ウドゥン, John R. Wooden, 武井 光彦, 内山 治樹
育てる技術―元祖プロ・コーチが教える
ジョン・ウッデン, スティーブ・ジェイミソン, 弓場 隆
数年前、仕事でUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に行った時、アスレティクデパートメントなどを案内してくれた人が「コーチングを勉強しているならジョン・ウッデンの書籍を読んだほうがいいよ」とアドバイスしてくれました。当時、文献等にはよく出てきたのでぱらぱらと読んだことはありましたが、じっくり読んだことがなかったので帰国後さっそく読みました。
ジョン・ウッデン(UCLAバスケットボールチーム元コーチ)
コーチ学を学んだ人は一度は聞いたことがあると思います。
彼はUCLAを10度も優勝に導き、史上最も成功したカレッジ・バスケットボールコーチとして広く知られており、バスケットボールだけでなく様々なスポーツのコーチに大きな影響を与えています。
ちなみにUCLAのアリーナはウッデン・センターといいます。
彼から学ぶことは、「コーチングフィロソフィー」です。
コーチがどのようなフィロソフィー(哲学)を持ち活動を行うかはコーチングの基盤であると思います。明確なフィロソフィーを持っていないと考える人でも、様々な場面において、自分の「考え方」に基づき判断、行動しているはずです。長期計画、短期計画、方針、リクルーティング、戦略、戦術、練習、試合、メンバーの決定・・・コーチはチームのあらゆる局面において決断しなければなりません。それらの決断の際には必ずフィロソフィーが影響します。
確固たるコーチングフィロソフィーを持つ重要性を彼は教えてくれます。
また、コーチは「教師」としての役割も重要だということを説いてます。
コーチにとってそのスポーツの技術や戦術に関する知識は全体から見ればほんのわずかだということを再認識させられます。
彼の言葉です。
「その日その日を傑作にするつもりで生きれば、天使にだってできないようなことができるようになる。」
「コーチと親は本質的に同じである。世の中で最も重要な専門職である。」
「公平と平等は違う。選手とは公平に接しなさい。」
「何を達成したかで自分を評価してはいけない。自分の能力で何を達成すべきだったかで自分を評価しなさい。」
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