2009年3月29日日曜日

日本ラグビー学会第2回大会

昨年に引き続き今年もラグビー学会に出展させていただきました。
午前中に研究発表があり午後から2つのシンポジウムがありました。
中でもシンポジウムⅠの 高校ラグビー「強豪チームの秘策を探る」は会場いっぱいの来場者でした。

ラグビージャーナリストの村上晃一氏がコーディネーターとして今年度の全国大会ベスト4の各チームの監督、杉本誠二郎監督(常翔啓光学園)、谷崎重幸監督(東福岡高校)、湯浅泰正監督(京都成章高校)竹田寛行監督(御所実業高校)にチーム作りやコンセプトなどを聞いていくという企画でした。

谷崎監督は昨今のラグビー選手の不祥事についての質問に対して、ニュージーランドに住まれた時の当地の先生のお話を紹介されていました。子どもの様々な問題は大人にその要因があるという趣旨の内容でした。また、自身の経験として指導者になったばかりのころは選手をつかって自分が楽しんでしまっていたが、それに気づき現在はいかに選手にラグビーを好きにさせるか楽しみを持たすことができるかを重点に置くようにシフトしていったということを話されていました。全国大会は目標ではなく手段だということを強調されていたのが印象的でした。

研究発表の方は全12題でした。
・ラグビーにおけるコンタクトの意味
・脳震盪の後遺症?でもラグビーは楽しんで欲しい!
・10mスプリント走とスクワットジャンプパワーの関係
・子どものスポーツと育成システムによる影響について
・おとなのラグビースクール その効果
・ラグビーを手段として、地域に活力を!
・ラグビー部員に対する頚椎画像メディカルチェックによる重傷事故予防
・夏季合宿での集中運動負荷が血清SH基に及ぼす影響
・日本聴覚障害者ラグビー連盟(デフラグビー)の活動について(2)
・子どものスポーツ(学校教育)と習熟度別(能力別)編成による影響
・「ラグビーの父」クラーク先生 横浜から神戸へ
・京都府亀岡市における小学生タグラグビーの取り組み

フットボール学会バレーボール学会などと比べると発表が少なく「ラグビー」に関する研究で活躍されている方々の参加があまりないのが残念なところです。とはいえこのように誰でも発表できるようなアットホームな雰囲気をもった学会もめずらしいので科学的な研究だけでなくラグビーに関わる方それぞれの視点から意見を交わせる場になってほしいと思います。


シンポジウム

弊社ブース

弊社ブースにお立ち寄りいただきました皆さま、ありがとうございました。

2 件のコメント:

che さんのコメント...

お世話になっています崔(チェ)です。
学会ですが、興味がありましたが私用のため残念ながら行けませんでした。
 学会の内容等紹介していただきありがとうございます!また機会があれば参加しようと思います。

think さんのコメント...

コメントありがとうございます。
またいろいろな情報をアップしたいと思います。